矯正 Case.1
左下の奥歯の治療と矯正治療が主その患者さんです。
検査の結果、左下7は虫歯の為予後不良、全体的には軽度の叢生を伴う上下顎前突と診断しました。上下顎とも理想的な状態と比較して、ある程度前方に出ている状態です。
その為、治療計画として、左下の奥歯を抜歯し、親知らずをその代用とし、上下左右の4番を抜歯しマルチブラケットを使用して治療を行っています。
横顔が理想的な状態になるように矯正用アンカースクリューを併用して上下の前歯を後ろに移動させて治療を行っています。
親知らずの移動に約1年、その後の全体矯正に3年2ヶ月程かかりました。歯並びだけでなく、横顔も綺麗に改善することができました。
矯正 Case.2
検査の結果、この患者さんは叢生を伴う重度の上顎前突と診断しました。
上顎が理想的な状態と比較して、5から6ミリ前方にあり、口腔内の装置だけでは出っ歯が治せない状態でした。
その為、初めに上顎の歯を後ろに送るためにヘッドギアという装置を使用し、上下顎の前後的な関係をできるだけ改善したのちに上下の小臼歯を抜歯しマルチブラケット装置を使用して矯正を行いました。矯正用アンカースクリューが使用できる年齢(15歳)以降はスクリューを併用して治療を行っています。
また、この患者様は治療の後半で歯根の吸収を認めた為、移動のスピードを半分にし、極力これ以上吸収しないような配慮が必要でした。
期間はかかりましたが、患者さんも頑張ってこられたこともあり、歯並びだけでなく、横顔も綺麗に改善することができました。
矯正 Case.3
検査の結果、この患者さんは骨格には問題がない軽度の叢生と診断しました。
乳歯と永久歯が混在するこの時期は軽度の叢生であれば抜ける乳歯の奥歯とその後に生えてくる永久歯の大きさの違い(乳歯の方がかなり大きい)を利用して永久歯を抜歯せずに歯並びを整えることができます。
今回は一期治療(乳歯と永久歯が混在する時期まで)のみなので 左上の犬歯のあたりが生えてきたら終了です。
ただし、前歯の噛み合わせがまだかなり深い(下の前歯が見えない)ので、これが気になり、改善するには2期治療(永久歯列期の矯正治療)が必要になります。
インプラント Case.1
一見すると何もないように見えますが、矢印の部分(骨の中)で歯の根が折れてしまっています。
精密な検査の結果、歯の保存は難しいと判断し、インプラント治療のために抜歯を行いました。
インプラント治療後7年経過した状態です。
検査の結果、この患者さんの前歯は根が折れており、残すことができませんでした。
以前交通事故で折れたのち、当院に来られるまでに2回被せを作り替えたとのことでした。折れた場所が悪かったのか、かなり長い歯になっていました。
このままインプラント治療を行うとこれまでと同じような長い歯になってしまう為、この歯を矯正的に引っ張り上げて歯茎をある程度伸ばしてから抜歯を行いました。
その後歯茎のボリュームが足りないため、結合組織を上顎から採取して移植を行ってボリュームを増やした後にインプラントを埋入しました。
審美 Case.1
検査の結果、左下の奥歯が2本虫歯になっていました。
虫歯の治療方法にはそのサイズ、場所によって幾つかの治療方法があります。
それらの方法を提示した結果、この患者さんはセラミックインレーを選択されました。
治療後はセラミックを入れたことで自然で美しい見た目を獲得することができました。
審美 Case.2
検査の結果、右上の奥歯の前と後ろの歯と歯の境目の部分に虫歯がありました。
先程のケースと同様、虫歯の治療方法にはそのサイズ、場所によって幾つかの治療方法があります。
この患者さんはセラミックインレーを選択されました。
治療後はセラミックを入れたことで自然で美しい見た目を獲得することができました。
審美 Case.3
検査の結果、左上の前歯は根が折れており、抜歯が必要と判断しました。
抜歯後の治療法として、インプラントとブリッジを提案しました。
それぞれのメリット、デメリットに加え、このケースの場合、両隣の歯の色と形を修正する方が審美的な結果が得られる為、ブリッジとなりました。
抜歯部位の歯茎も下がることなく、形態、色調ともに審美的な結果を得ることができました。
審美 Case.4
検査の結果、右上の前歯は虫歯でほとんど歯がなくなっており、抜歯が必要と判断しました。(水色の部分が既に歯がない部分、緑色の部分が抜歯が必要な部分です。)
抜歯後の治療法として、前歯2本のインプラントとブリッジを提案しました。それぞれのメリット、デメリットに加え、このケースの場合、左上の犬歯とその右隣の前歯も虫歯となっており、治療が必要であることを考え、ブリッジとなりました。
抜歯部位の歯茎も下がることなく、形態、色調ともに審美的な結果を得ることができました。